​もともとは祖父、祖母の家、そして、その後20年間は畑でした。

LINK HOUSEは2020年の秋に完成したばかりの新しい家ですが、40年ほど前までは、オーナーの母の実家、祖父と祖母の家があった場所でした。祖父母が働きざかりの時代（昭和25年～40年くらいまでの間）は、富士吉田市は織物の町として全盛を極めた時代で、「ガチャマン時代」（機織り機をガチャンと動かせば、万札！という意味）とも呼ばれるほどの繁栄ぶりだったといわれています。祖母は、その時代を支えたハタオリ母ちゃんでした。写真は、昭和52(1977)年に撮影されたもので、写真に写っている女の子は幼少時代のオーナーです。現在もLINK HOUSEの南側(富士山側)にあるブロック塀は当時を忍ばせるものとして残されています。祖父と祖母が老後、温かい地域に引っ越したのちは、家を解体し、更地となった場所で父がせっせと畑作業を行う家庭菜園でした。そんな歴史のある場所でしたが、平成も終わろうとしているころ、オーナーはそれまで運営していた森の中の一軒家の民泊施設を経て、ついにここで自所施設を建設する決意を・・・

2020年の工事着工の2年以上前から土地調査や整地などを行い、準備を進めてきましたが、2020年3月、ようやく着工し、念願かなって、2020年9月、オーナー家族の夢を乗せたLINK HOUSEが完成したのです。今は亡き人となった祖父と祖母も、きっとご利用くださる皆様方を温かく迎えてくれると思います。